イタリア語には、食べ物を使った面白い表現がたくさんあります。
今日は pesce lesso(ペッシェ・レッソ)。
直訳すると「茹でた魚」です。
もちろん料理の名前でもありますが、人に対して使うと少し違う意味になります。
「茹でた魚」って、あっさりしていて体に良さそうですよね。
そして、素朴で優しい味わいが魅力の料理です。
Sei un pesce lesso!
と言われたら、「君は茹でた魚だ!」ということです。
つまり、私は素朴で優しい人ということ?
それとも、茹でた魚のぐったりとした見た目から、
「キミ、元気がないね?」と遠回しに励まされている!?
いや、色んなソースが合う…。
つまり、適応力抜群の人?
それとも、誰とでも仲良くなれる人??
そうではありません!
この場合は、
「ぼんやりしている人」
「反応が鈍い人」
「覇気のない人」
といった意味になります。
日本語なら「間の抜けた人」や「ぼーっとした人」が近いでしょうか。
確かに、茹でた魚を思い浮かべると、元気いっぱいというイメージはありませんね。
イタリア人はこうした食べ物のイメージを使って、人の性格や様子を表現するのがとても上手です。
誰かが会話に全然参加せず、ただ座っているだけなら、
「今日は pesce lesso みたいだね」
なんて言われるかもしれません。


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