ガイドブックに必ず載っているミラノ名物といえば、間違いなく「ミラノ風カツレツ」では?イタリア語ではコトレッタ・アッラ・ミラネーゼの名前でとても有名です。
ところで、レストランに行くとメニューにはCotoletta(コトレッタ)と書かれていたり、Costoletta(コストレッタ)と書かれていたり。だけど、出てくるのは同じもの。一体、何が違うの?どちらの呼び方が正しいの?これがずっと気になっていたので、調べてみました。
答えは、『どちらも正しい』
イタリア人の中には、コストレッタは骨付きで、コトレッタは骨がついていないという人もいます。しかし、コトレッタはイタリア北部の訛りで、コストレッタがコトレッタと呼ばれるようになったという説もあり、もしかすると、この料理を表現する名前なのかもしれないし、フランス語の「コートレット」がそのまま名前として付けられた説が正しいのかもしれず、結局、本当のところは分からないといったところでしょうか。
ちなみに、De.Co.(Denominazioni Comunaliの略で、各街が認める特産、郷土料理のこと)では、コストレッタ・アッラ・ミラネーゼの名前で登録されています。(余談ですが、ミラノではそのほか、計10の食べ物が登録されています。)個人的には、料理本ではコストレッタと表記されていることが多く、主にレストランなど飲食店ではコトレッタと表記するところが多いような気がします。
レストランでは「orecchia d’elefante(オレッキア・デレファンテ:象の耳)」と表記されているものも、よく見かけます。これはコトレッタの形や大きさからつけられた名前で、肉をたたいて薄くしてから調理するので、通常のコトレッタよりもかなり大きく、この場合、肉の薄さは数ミリというからオドロキ!
ここでよく議論になるのが、コトレッタは調理前に肉をたたくのか、たたかないのかということ。たたくのは「象の耳」と呼ばれるコトレッタの場合で、普通はたたかないで仕上げます。
近年、ミラノでは健康志向が高まっており、バターを使わない人も多いですが、あくまでもバターで仕上げるのが本物のミラノ風カツレツ。イタリアには他にもヴァッレ・ダオスタ風カツレツ、ボローニャ風カツレツ、パレルモ風カツレツなどもあるので、各地の特産を活かしたカツレツを作ったり、食べ歩くのも楽しいのでおススメ。
コメント
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